皆さん、体調は良いだろうか。私は毎日体調が良くない。毎朝布団から起き上がるのが億劫で、今日一日を乗り切れるか不安になることもしばしばである。しかしそんな日々を送る中で、私はある重要なことに気づいた。
それは「体調が良い日」なんて、待っていても一生来ないということだ。
多くの人が「体調がよくなったらやろう」と考えているのではないだろうか。新しいことに挑戦したい、趣味に時間を費やしたい、勉強を始めたい。しかしいざ行動に移そうとすると、「今日は体調が優れないから」と先延ばしにしてしまう。この思考パターンに陥っているならば、はっきり言って一生何も始まらない。
社会人における健康管理とは子供のように元気いっぱいの状態を目指すことではない。子供は無限のエネルギーを持っているかのように日々を過ごすが大人は違う。
私たちの健康管理の目的は、端的に言えば「働けないほど体調が悪くならないようにする」ことである。
元気いっぱいのコンディションが永遠に続く日など残念ながらやってこないのだ。それを待っていたら何も始めることはできない。
私だって毎日イライラしているし、低気圧が来れば頭痛に悩まされ、胃腸が弱く突然の腹痛に見舞われることも多い。だけど、これらの不調がなくなる日を待っていたら、私は何も始めることができないままだ。現実は大小さまざまな不調を抱えながらも日々のタスクをこなし、生活を営んでいくものである。
それに、かつて私は本当に何もできない状態を経験した。鬱状態に陥り、自殺することしか考えられなかった時期がある。布団が背中にくっついたかのように起き上がることができず、白目を剥いて寝ていることしかできない。
当時自宅に懸垂マシンがあったのだが、それにバイク用のワイヤーロックをどう括り付ければ首を吊れるのか、そればかり考えていた。いま家に懸垂マシンがないのは、そのマシンを見ると再びそうした思考に囚われてしまうかもしれないという不安があるからだ。現在の仕事もかなり厳しい状況で、精神的に参っている部分もあるため、今は自宅に置いていない。いつかはまた欲しいとは思っているが、今はその時ではない。
あの時私は、本当の「何もできない」という状態を経験した。逆に言えば、そこまでの状態に陥らなければ何かはできる。
完璧な体調の日を待つ必要はない。完璧なコンディションなどは幻想であり、待っていても決して訪れない。多少の不調を抱えながらも、できることから少しずつでも始めること。それが充実した人生を送るための鍵であると私は確信している。体調が良い日を夢見るのではなく、今の自分にできることを探す。その一歩こそが未来を切り開く原動力となるだろう。