相手を「格下」だと認識した途端、その相手も自分と同じ人間であるという事実を忘れてしまう人が存在する。

存在するっていうか私もやっているかもしれないし、これを読んでいるあなたもやっているのではないだろうか。

人は自分より劣っていると判断した相手に対し、無意識のうちに無礼な態度を取ることがある。命令口調になったり、意見を聞き入れなかったり、あるいは存在そのものを軽んじたり。

口に出さずとも、見下しているのは目を見ればすぐにわかるものだ。

ただ軽んじられるだけでなく、詐欺のターゲットにされたり、様々な嫌がらせをされたりと、実害を伴う不利益を被ることもある。

相手が自分と同じ感情を持ち、同じように傷つき、同じように考える存在であるという認識が、その瞬間にどこかへ消え去ってしまう。

私たちは皆一人の人間であり、等しく尊厳を持つ存在であるはずだ。しかし現実は「格下」というレッテルが貼られた途端、その尊厳は容易に踏み躙られる。

要するに舐められているのである。

「舐められたくない」と言うと子供っぽく聞こえるかもしれないが、「舐められないこと」は人としての尊厳を取り戻す上で必須といえる。

舐められないためには、人として、生物として、強くあらねばならない。

ここで言う「強さ」は自己肯定感、自信、そして他者に安易に踏み込まれないオーラのようなものである。

自身の価値を内面から確立し、何も言わずとも、それが外に向けて表現されている状態だ。

これを手に入れる方法は一つしかない。

それは、自分との約束を守り続けること。

やると決めたことをやる。やらないと決めたことはやらない。

それだけが自分との信頼関係を築き、自己肯定感を育み、自信を生む。自分の価値を正しく認識できるようになれば、それは言葉にせずとも全身から滲み出るものだ。

その状態になれば、もう滅多なことでは舐められない。少なくとも意味不明な嫌がらせを受けることはなくなるだろう。

私自身もまだまだ道半ばだが、もっともっともっと強くなって、いま自己肯定感が低くて、誰からも舐められて、白目を剥いて倒れているような人を救えるようになりたい。なりたいというか、なる。

今日もやり切る。やり切ろう。