何かがうまくいかない時ストレスを解消する手軽な方法のひとつとして、SNSの投稿欄に罵詈雑言をぶちまけるというものがある。
「いいね」がつけば自分の苦しみが肯定された気がした。リプライで共感されれば孤独が癒やされた気がした。
しかしスマートフォンの電源を切った瞬間、目の前にある「現実」は投稿前と何一つ変わっていない。
不満を言語化し他者にぶつけることで脳内では一時的にドーパミンが分泌される。刹那的な万能感と問題が解決したかのような錯覚。しかしそれは現実逃避に過ぎない。本来向き合うべき「不都合な現実」から目を背けているだけなのだ。ストレスの源泉は現実にあり、解決策もまた現実にしかない。
時間をドブに捨てる行為
ストレスをぶちまける投稿を考え、文章を推敲し、他人の反応を何度も確認する。この一連の流れに一体どれだけの時間が費やされているだろうか。
1日30分、それを毎日続ければ1年で180時間以上になる。これだけの時間があれば新しいスキルを身につけたり、小さな副業を軌道に乗せたり、あるいは心身を深く休ませたりすることも可能だ。
SNSへの愚痴はその貴重な「時間」という資源を1円の価値も生み出さないどころか自分の心をさらに荒廃させる場所へ投げ捨てる行為である。
現実を変える唯一の道
現実を変える方法は驚くほどシンプル。
それは目の前にある「やるべきこと」を一つひとつ淡々と片付けていくことである。
仕事が辛いなら転職活動をする。収入が少ないなら副業を始めるか家計を見直す。人間関係が苦しいなら物理的に距離を置くための準備をする。
これらの行動はSNSで愚痴るような即効性のある快感はもたらさない。地道で、孤独で、苦痛を伴う作業であることが多い。
しかしその一歩こそが現実の景色を変える唯一の手段である。