自信過剰な人間が一度鼻っ柱をへし折られて挫折し、そこから再スタートしてさらに成長するようなドラマチックなストーリーはたまに見聞きする。だけど、生まれてから一度も自分に自信を持つことなく大人になった人間が、努力を重ねて自己肯定感を高め、生きづらい人生から脱却するような話はあまり見かけない気がする。

なぜかといえば、多分つまらないからだろう。

自己肯定感が絶対零度の人間が、ある日突然生まれ変わる方法なんてない。毎日コツコツやっていくしかないから第三者からすれば全く面白くない。だから誰の記憶にも残らない。

でも地味だからこそ誰にでも挑戦できるし、挑戦する価値があると私は考えている。

私自身、昔から自己肯定感が低く、一度たりとも自分を過信したことはない。常に自分を低く見積もり、能力以上のことは望むことさえ許されないと心のどこかで思い続けてきた。「どうせ私には無理だ」「失敗して恥をかくだけだ」という声が頭の中で響き渡り、結局何も行動できないまま多くの機会を見送ってきた。

そんな自分を変えたいと強く願うようになったのは、ここ数年のことである。このままでは、人生の終わりに後悔ばかりが募るだろうと、漠然とした不安に駆られたのだ。現状を打破し、新しい自分へと生まれ変わるためには、何よりもまず、自分自身を見返す必要があると私は結論づけた。

自分を見返す。それはつまり、自分との約束を死守することに他ならない。

「やると決めたことは、どんなに困難であろうとも必ずやり切る。」そして、「やらないと決めたことは、どんなに誘惑があろうとも決して手を出さない。」この二つのシンプルなルールをとにかく守るだけ。

そこには映画のようなハラハラドキドキする展開なんてない。黙々と継続するだけ。地味でつまらないけど、その積み重ねだけが人生を変える。

自分との約束を守ったかどうかは、誰よりも自分が一番よく理解している。たとえ他人には気づかれなくとも、約束を破ればその事実は自分の心の奥底に深く刻み込まれる。小さな裏切りが積み重なるたびに、自己肯定感はさらに削られ、自分を信じる力は失われていく。

逆に自分との約束を守り続ければ、たとえ小さな成功であっても、それは確実に自信として心の中に積み上げられていく。今日まで「どうせ無理だ」と諦めてきた数々の壁を、一つずつ乗り越えていくたびに、小さいけど確かな自信が芽生え始める。

「今日だけ酒を飲まない」とか「今日だけ早起きする」とか、その程度のもので構わない。自分との小さな約束を守り続け、自分との約束を守るクセを付けよう。

そうすれば、少しずつ自分で自分を信頼できるようになってくる。「あいつ(自分)はやる奴だ」と思えるようになる。

私は今日も自分との約束を守れた。明日も守るし、明後日も守る。

皆さんもぜひ守ってほしい。

投稿者

すずもと(管理人)

29歳リーマン🚹禁欲とミニマリズムを実践中。20代の最後を全力で生き抜くため、あらゆるポルノに背を向け「生活改善」ならぬ「人生改善」に取り組む。好きなものは読書📖武道(空手&琉球古武道)🥋筋トレ💪怪談👻バイク🏍️生き物🦎etc推しの作家さんは津本陽先生。自分でも小説を書く。

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